四十肩・五十肩の激しい肩の痛みは日常生活の低下を意味します。
肩の構造は複雑で靭帯と腱そして筋肉が交差しあい痛みの原因である肩の炎症が複重します。
また、上腕関節痛とも呼ばれ肩関節の痛みを伴う運動制限の疾患の総称です。
急性および慢性の肩の痛みは、さまざまな形で現れます。多くの場合、運動制限が伴います。
腕を持ち上げる動作に痛みをともない、肩の不安定感、肩関節のクリック音、腕の筋力低下も起こります。
冷たい感じ、チクチク感、肩の放散痛も起こるため、多くの場合上腕全体が、前腕と頸椎および胸椎に影響を与え休んでも、肩の痛みは常に起こります。
夜の痛みは睡眠を妨げます。
肩や腕に放射痛を感じることがあれば早めの対応を望みます。
肩関節は、ローテーターカフという肩周りのインナーマッスル(棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)筋肉および腱によって誘導されています。
肩の骨と回旋腱板の腱との間に挟まれた嚢は、時々大きな痛みを引き起こす原因になる事もあります。
反復的な腕を高く上げる運動を通じて、回転腱板と嚢はかなりのストレスを受け、最悪の場合には英語のインピンジメント症候群(挟み込み症候群)として痛みを伴います。
野球、テニス、バレーボール、水泳などの腕を高く上げるスポーツによって生じる
靭帯、腱、筋肉群の疲労は、肩甲骨位置や肩峰下スペースを狭くさせる為、オーバーヘッドアスリートに生じる肩の痛みは、
肩峰下インピンジメント症候群(挟み込み症候群)や回旋筋腱板損傷を引き起こす原因になっています。
考えられる原因としては、烏口肩峰アーチと上腕骨と肩峰下スペース、肩の腱の石灰の沈着、コーナージョイントの摩耗、腱板の損傷、炎症など、
さまざまな筋肉と腱の間の不均衡、肩甲骨領域の悪い姿勢があげられます。
四十肩/五十肩、肩の痛みは日常生活に大きな影響を及ぼし、慢性痛が数ヶ月も続くこともあります。
インピンジメント(挟み込み症候群)による肩の痛みは、肩関節は最も複雑で、最も柔軟な関節の一つです。
あらゆる方向に腕を持ち上げて回すことができ、この柔軟性のために、主に筋肉によって安定化され、靭帯によってわずかに固定化されいます。
インピンジメント症候群の原因、それは三角筋・棘上筋の機能不全によって引き起こされ、
筋肉が緊張すると、代謝および血液循環が悪化し炎症の発症につながりやすいです。
炎症は、棘上筋と肩甲骨の間にある嚢にも影響を及ぼします。
狭窄によって刺激されると、滑液包炎が発症します。
インピンジメント症候群、肩甲骨腱症候群および滑液包炎がしばしば一緒に起こります。
炎症は時に上腕二頭筋の長い腱にも影響する可能性があります。
四十肩/五十肩・肩の痛みは、正常な運動範囲の回復が行なわれれば痛みは解消します。
構造物(肩の筋肉群構成)の強度と機能回復が、症状の再現されるリスクを減らすための鍵になります。
回旋筋腱板(ローテーター・カフ)は、肩甲骨の前面と後面からなる4つの筋(肩甲下筋、棘上筋、棘下筋、小円筋)の腱のことを指します。
四十肩/五十肩の痛み原因を特定し、痛みの原因となる活動を避けることで炎症を軽減し回復をはかります。
回旋筋腱板(ローテーター・カフ)三角筋、上腕二頭筋などの筋肉弛緩の施術、肩の領域の閉塞を解放し頚椎、胸椎、仙腸関節の可動施術をおこない四十肩/五十肩・肩の痛みを解消してゆきます。
特に棘上筋、三角筋の筋肉滑走を促すと深夜痛は解消されます。
四十肩/五十肩や肩の痛み多くはインピンジメント症候群(挟み込み症候群)が関係しており肩領域の骨間での筋肉靭帯の損傷が原因です。
また、肩の滑液包炎や回旋腱板の腱炎など複合症状が出やすく、無理なストレッチで症状の悪化する事もあり注意が必要です。