腰痛のトリガーポイント(筋痛症)は、筋肉繊維の結節やしこりが原因となって痛みやしびれを引き起こす症状です。
長時間の労働や重い物を持ったり、無理な姿勢により筋肉疲労し、過負荷が原因で筋肉損傷が生じ回復できない状態になり痛みとして発病ます。
手技のよる押圧法ですが、押された時の痛みを最小限に抑えるよう、痛みの確認をおこないながら施術をおこない腸腰筋、大腰筋に刺激を入れます。
手技のよる押圧法ですが、押された時の痛みを最小限に抑えるよう、痛みの確認をおこないながら施術をおこない腸腰筋、大腰筋に刺激を入れます。
大腰筋トリガーポイントに関しては、腰方形筋・多裂筋・回旋筋など複数の筋肉と交差するため具体的な説明は省略いたします。
腸腰筋に形成されたトリガーポイントは、腰椎背部に痛みを発生させ歩行や前屈の時に痛みがでます。
トリガーポイント図の赤の面が痛み予想範囲で✖印がしこり(結節)です
腹部(腹直筋)から問題で背部に痛みだ出ることが意外に多く 内臓の問題をかかえている場合もあります。
※腹部の深部「干しぶどう状のしこりを発見した段階で専門医の検査をおすすめしております。
長い時間椅子に座ると背中が痛い、寝返りを行うと痛みがでます。
大殿筋にトリガーポイントが形成されますと、椅子に長時間しわると臀部に痛みでて座っていられなく状態になります。
主に臀部お尻に痛みがでて、歩行、椅子に座ると痛みがでます。
中臀筋の特徴は腸骨稜の周囲から仙骨周囲まで強いトリガーポイントが現れ中臀筋の全体に「ピーン」と張りつめた筋緊張が出ます。
腸骨稜の中殿筋付着の痛み、仙骨の周囲の痛み、臀部から大腿部外側面に痛みを感じる様になります。
小殿筋は大腿部外側面や後面、下肢から足首までシビレ感や痛みが広範に出ます。
また、股関節症からの問題でも下肢に痛みが出ますので、慢性的な腰痛の問題なのか? 股関節からの問題か?慎重に確認が必要です。
小殿筋トリガーポイントが痛みやシビレを発生させると「坐骨神経痛」や「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」と誤解されやすいです。
小殿筋トリガーポイントの特徴は、下肢に走る電気的な痛み「坐骨神経痛」の症状に似ているところです。大腿部後部、外側部にしびれ、ふくらはぎに痛みが現れます。
大臀筋・中臀筋・小臀筋とも神経支配が腰椎4~仙骨2の神経域ですので、臀部全体から下肢までシビレ感や痛みは出やすい傾向にあります。
筋肉の緊張が神経圧迫を起こしシビレや強い痛みが発生します。
早めに対応をしませんと一次・二次トリガーポイントとシビレや痛みが連鎖し「関連痛」が拡散しますので注意して下さい。
梨状筋症候群は、トリガーポイントから起こる筋筋膜性疼痛症候群と考えられます。
坐骨神経が梨状筋部で狭窄圧迫を受け 梨状筋部に圧迫を加えると臀部の圧痛と放散痛、股関節の内旋で症状の痛みが強く成る、
また、坐骨神経痛を調べるラセーグ検査で臀部、下肢に電気的な痛みが走る特徴があります。
※腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別診断が必要になります。
梨状筋は、仙骨外側部と大腿骨の大転子とをつなぐ筋肉です。
痛み、知覚異常が鼠径部、殿部、腰の部、後大腿部と下腿部でます。
腰痛で腰の筋肉が固いと言う患者様のほとんどの方が二次性トリガーポインを持っています。
筋部に圧迫刺激を加えると臀部・股関節まで放散痛が走り慢性腰痛症の方の腰方形筋は非常に敏感で強い痛みを発生いたします。
第12肋骨粗面から腰椎L1-L5の横突起、そして骨盤の腸骨稜に付着し、腰椎と骨盤の安定を図ります。
腰方形筋トリガーポイントは、慢性腰痛症の原因にもなります。
【 告 】
トリガーポイン療法の治療施術は、患部に強い押圧を加える施術ではなく、筋肉線維自体に筋肉ポンプ運動をうながすのが施術目的であり、当院のみのスタイルになります。