大転子滑液胞は、大転子上の滑液の入った袋(軟部組織の滑液胞)の炎症です。
大転子の外側部には多くの筋肉群が付着しております(中臀筋,内閉鎖筋,外閉鎖筋,梨状筋,上双子筋,下双子筋,大腿方形筋)。
大転子を覆いかぶさるように大腿筋膜張筋と強靱な靭帯の腸脛靭帯につながります。
股関節滑液胞炎の原因は、大腿筋膜張筋,腸脛靭帯などの過度の筋運動により
滑液胞に圧迫刺激を起こし傷害、炎症を発生し脚の付け根の外側が痛む症状がでます。
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- iliopsoas bursa:腸腰筋滑液胞
- trochanteric bursa:大転子滑液胞
- gluteusmedius bursa:中殿筋滑液胞
- ischiogluteal bursa:坐骨臀部滑液胞
股関節滑液胞炎の症状
- 脚の付け根、太ももを伸ばす時股関節周囲に痛み
- 滑液包の腫脹、圧痛
- 股関節が屈曲時の痛み
- 痛みのため眠れない
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股関節滑液胞炎の原因
ランナーなど股関節の屈曲を繰り返す運動を必要としているバレエ、サッカーほ傷害や炎症をおこしやすい。