股関節部位に痛みが出る要因には、腰椎の問題、骨盤(腸骨)の歪み、内臓の問題が大きく関係することがまゝあります。
股関節痛の原因、症状を理解するうえで股関節の構造を知る必要性があります。
股関節は寛骨臼と大腿骨頭の組み合わせの大きな関節構造になり、上半身からの体重の分散と下肢による移動(運動移行)を行う大切な器官です。その為に損傷による痛みが絶えません。
スポーツ外傷、先天的問題、不良の事故(骨折)などの外傷、特に日本人は、生活習慣の幼児期のオムツ仕方などが股関節にあてえる影響が大きく、
股関節の発達段階で考えなければいけない問題があります。(先天性股関節脱臼)
また、幼少期に床での生活で股関節に負荷をかけ過ぎ股関節形成期に影響を与える問題もあります。
(臼蓋形成不全股)生活習慣病としてもう一度考査し、股関節に無理をかけない生活をおくりましょう。
股関節の関節包・靭帯
関節包や靭帯は関節の安定性をはかる線維性組織として重要です。
関節包は、寛骨臼と大腿骨頸部に付着し大腿骨頭を関節包が取り囲むように組織が取り巻いています。
股関節靱帯
股関節の靭帯は、寛骨臼と大腿骨の結合力を強化するために靭帯が付着している。
股関節の靭帯はまた、関節の方向を制限し、過渡の関節運動を制限する。
股関節靭帯は、関節包を補強関節包外靭帯で腸骨大腿靭帯・恥骨大腿靭帯・坐骨大腿靭帯により構成され関節運動を制限している。
関節包内靭帯では、大腿骨頭靭帯・寛骨臼横靭帯・輪帯で構成されています。
関節包外靭帯
腸骨大腿靭帯:人体でもっとも強靱な靭帯股関節が過伸展する事を制限する、伸展・内転・外旋を制限し軽度の股関節屈曲時に股関節は弛緩する。
恥骨大腿靭帯:股関節の関節包前面と上面を補強し、腸骨、坐骨、恥骨大腿靭帯の中でもっとも弱い輪帯を通過し大腿の外転抑制する。
坐骨大腿靭帯:股関節の関節包の後面を補強する靭帯、股関節の内旋を制限する。
大腿骨頭靭帯:この靭帯には,寛骨臼と大腿骨頭の連結を補強するという機能はほとんどない。
股関節を屈曲・内転すると靭帯は緊張し、外転すると弛緩する。
関節包内に存在し滑膜におおわれている。
寛骨臼横靭帯:寛骨臼切痕をおおうように付着し関節唇とともに関節窩を深くしている
輪帯:大腿骨頚部の最も狭い部分を輪状に取り巻く靭帯、大腿骨頭が抜けないように安定させる。
股関節の神経血管構造・神経支配
【神経血管構造】
股関節への血液供給は、内側・外側大腿回旋動脈から大腿骨頭流れて行きます
血液供給の最大の割合は、内側大腿回旋動脈の枝から来ております。
大腿骨頭への血液流動の不良は、大腿骨頭の壊死を引き起こす可能性があります。
横大腿回旋動脈は股関節に達するために厚い腸骨大腿靭帯を貫通しその少ない血液を供給しています。
【股関節の神経支配】
股関節は、いくつかの神経によって支配されています。
- 大腿神経:大腿神経は、股関節の前方渡す股関節の屈筋を神経コントロールし、股関節の前方部分は、大腿神経によってコントロールされる。
- 閉鎖神経 :劣った側面は、下方に渡す横回転子を神経支配
- 腰形筋への神経 :後面は、後方に渡す横回転子を神経支配
- 上殿神経 :優れた側面は、上方に渡す転筋を神経支配
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