肩甲骨周囲の痛みは、多くの方を悩ませています。
首からの筋肉緊張や 筋肉けいれんを起こし筋肉収縮を発生し、首や肩甲骨に痛みやこわばり、引きつり感を発生させます。
時には首や肩の筋緊張が起こると頭痛、首の可動域にも制限を受け生活に支障を起こすことがあります。
頚椎の椎間板損傷により神経刺激や血管の変化によって慢性的な首の痛みや肩甲骨への痛みも引き起こす可能性があり、
感情的なストレスによる筋肉の緊張との組み合わせも考慮しないといけません。
肩甲骨周りの痛み原因は、1つが考えられる かもしれないように簡単に決定することは出来ません。
これは単に肩甲骨周りの解剖学的構造を見て、自動的にこれらの構造のいずれかが原因であると結論するのは簡単ですが、
背骨の確認や内臓の確認を行わずに、筋肉の緊張を診て判断を行うと大きな見落としをする事を常に考えておかないと行けません。
【肩甲骨の痛み原因】
潜行性の発症とは何とは、今まで痛みの自覚症状がなかったが、
ある一定の連続動作、作業を行うことによって、強い痛みが表面化することを指します。
慢性痛になる傾向が強いです。
肩甲骨の痛みは、悪い姿勢、精神的ストレス、肩の酷使、傷害、脊髄神経、肺疾患および他の胸部と腹部臓器の障害によって引き起こされる場合があります。
右側の肩甲骨または、左側の肩甲骨のみに痛みが引き起こされる場合があります。
RIGHT右肩甲骨の痛み: 胆石、肝臓癌、骨盤内炎症性疾患、腹部臓器の破裂:胃、虫垂、脾臓、卵巣または卵巣管(子宮外妊娠で)
LEFT左肩甲骨の痛み: 過敏性腸症候群、心臓、膵臓と脾臓の条件
肩甲骨の間の痛み: 胃炎、消化性潰瘍、胃食道逆流症(GERD)、食道癌、壊れた椎骨(骨粗しょう症、骨のがん)、脊柱側弯症、ホジキンリンパ腫、大動脈解離
背中の痛み、肩甲骨周囲こわばり感やうずき、腕のしびれや焼ける様痛みが発生します。
上腕神経炎、横断性脊髄炎、多発性硬化症、または神経の圧迫による椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群の手や腕に痛みやチクチクする感覚(異常感覚)が起こる事もあり、
時に片頭痛を発生する可能性もあります。
猫背が原因で、長時間のデスクワークにより大胸筋、菱形筋に筋肉のアンバランスが起こり、1つまたは両方の肩甲骨またはそれらの間の痛みを引き起こす可能性があります 。
頭を前方に曲げることによって痛みを引き起こしトリガーポイントが形成されます。
症状が軽微な場合は、肩甲骨の運動療法やストレッチ、大胸筋の運動療法で痛みの解消が行えます。
慢性な精神的ストレス、不安感や抑うつは、僧帽筋の交感神経失調の影響を受け肩甲骨間に痛みや鈍痛が起こり、背中の筋肉中に張力が発生し痛みの増加につながります。
頸椎の迷走神経にまで影響をあたえ、めまい、耳鳴り、顎関節症、首のこり、トリガーポイントが形成されやすくなります。
肩甲骨症候群は、肩甲骨を胸壁、肋間とすり合わせると痛みやクリック音が発生し慢性的な痛み鈍痛に悩みます。
肩甲骨は、強い筋肉群によって背中に取り付けた広い三角の骨です。これは、腕の動きのための基礎を形成します。
肩の運動の3分の1以上は、肩甲骨と肋骨の間で発生し、この動きは、嚢として知られている摩擦流体で満たされた嚢の結果として生じます。
これらは、肩甲胸郭関節 (scapulothoracic関節)として知られる関節を形成します。
肩甲胸郭関節を強く鳴らすと 痛みを発生する可能性があります。
原因は、水泳やボールを投げる動作などのオーバーヘッドの腕の動きが、弱い背中上部の筋肉、肋骨や肩甲骨骨折、肩甲骨の運動障害後の靭帯、腱の損傷などです。
頚椎症候群による肩甲骨周囲の痛み、筋肉緊張、トリガーポイント等による肩甲胸郭関節の可動域の低下を起こします。
筋筋膜痛症候群:トリガーポイントと呼ばれる事もあります。
日常生活において無理な動作や姿勢を繰り返し行うことによる筋肉の微細な損傷が自己回復が出来なくなり、結節や筋肉炎症が発生している症状です。
さらに慢性痛になると強い痛み、広範囲におよぶしびれや神経感異常が現れる症状になります。
棘下筋トリガーポイント
肩甲骨上のトリガーポイント(✖マーク)を押圧すると痛みを誘発させ腕まで放散痛がでます。
時おり、患者様の中には片頭痛側の肩甲骨領域に痛みや鈍痛症状はあらわれる事があり、肩甲骨の痛みを最優先に首、肩の筋肉治療を行います。
リウマチ性多発筋痛による首、肩、肩甲骨周囲の痛み、腕、大腿、股関節の筋肉に激しい痛みとこわばりの症状があらわれる疾患です。
50歳以上の女性に多く発病します、
【全身の症状】
【筋肉の症状】
筋肉の症状は、肩・首まわりの症状が最初に現れる。
肩、肩甲骨の痛み、首、腕、大腿部、股関節などの痛みやこわばり筋力が低下することはない。
【関節の症状】
・朝に手のこわばりや関節痛を感じる
・睡眠中の動き(寝返りなど)による痛みで目が覚める
リウマチ性多発筋痛症は関節リウマチとは異なるため、関節が腫れることはほとんどない。
【原因】
はっきりとした原因はわかっていない。
肩甲骨の痛み原因は、様々な原因があり慎重に見極めないといけません。
HP内部リンク先:参考ページ ☟