脊髄神経は脊柱管の中を通っており、それを構成している脊椎は、 椎体と椎体の間にあるクッションの役目をする椎間板からできています。
激しい運動などにより椎間板に大きな圧力が加わったり、加齢に伴い水分が減少すると椎間板の一部が背中側、
脊柱管の方に飛び出したのが原因で脊髄神経を圧迫するようになります。
この椎間板が飛び出したのが腰や足に激しい痛みやしびれを引き起こす症状が腰椎椎間板ヘルニアです。
突出した髄核や椎間板ヘルニヤが神経根を圧迫することによって惹起される腰の痛み、 腰椎の可動域制限、疼痛、しびれが主要な症状です。
通常はヘルニアは左右どちらかに偏って突出しますので、神経根の圧迫による症状だけなのですが、たまに正中に大きなヘルニアがでる場合もあり、この場合は馬尾神経障害(膀胱直腸障害)が現れます。
ヘルニアの程度によって痛みの程度は様々であり、軽症のものから重症では日常生活に支障をきたすようになります。
手技療法ではSOT(仙骨後頭骨テクニック) を施術に取り入れ腰椎椎間板ヘルニヤの改善に務めています。
ブロックを骨盤の下に置き骨盤調整、臀部の梨状筋緩和、股関節調整を行い椎間板スペースを 確保する事により痛みの軽減が見られます。
SOT独特のブロックを使い、それらをベッドと患者の骨盤のあいだに差し込むことで、患者自身の体重により骨盤を矯正をします。
頭蓋骨の後頭骨と、骨盤の仙骨に注目した施術で、呼吸のメカニズムと脳脊髄液の流れを通じて 体の自然治癒の調和が考えられ、
骨盤にある仙骨と後頭骨のポンプ運動が順調に連鎖しなければ この脳脊髄液の循環がスムースに行われず身体に様々な問題を引き起こします。
仙骨と後頭骨を正常な位置に戻すことで、脳脊髄液の流れを正常化し、健康な身体に戻す施術です。
SOTでは人体の骨格歪みを大きく三つの歪みに分類(カテゴリー)し、カテゴリーに応じて、独特のブロックを使って、患者の骨盤矯正が行われます。
その間に、四肢の調整や首への調整 内臓を調整する、CMRT(内臓反射テクニック)を行います。
どの症状もそうですが、症状に対する施術というより骨盤矯正、骨格バランス、筋肉調整の施術し 体の自然治癒力を引き出す事で痛みや内臓の不調を改善させることが目的です。